秋田光彦会長の教育コラム– category –
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秋田光彦会長の教育コラム自園の教育を客観視する。 外部に向けて紐解く、総幼研教育とは。
メディアの思い込み読売新聞の教育面に「模索する幼児 教育」として7回の連載(全国面)がありました。1回めのリードはこうです。『自制心、協調性……学びの基盤に 幼稚園や保育所、認定こども園の教育要領・保育指針が一斉に改められ、2018年度から新し... -
秋田光彦会長の教育コラム幼児と素読。生き方のうちに身体化されること。
あの事件があって以来、テレビではしばしば幼稚園の素読の場面が放映されることとなりました。その映像はかなり強い印象をもって受け止められたのではないでしょうか。すばらしいと思う方もあれば、無理強いされているのではないか、子どもがかわいそうと... -
秋田光彦会長の教育コラム幼児教育と一汁一菜。変らぬ基本を育もう。
少し遅れてしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。暖かなお正月三ヶ日でしたが、一転して寒中の日々が続きます。今年は、「変化」「転機」「改革」の年…いえ、政治の話ではありません。2020年の教育改革に向けて、周囲の声がかまびすしく聞... -
秋田光彦会長の教育コラム親の会話が子どもの読解力を育てる。PISA=国際学力調査の結果から。
3年ごとに行われているPISA(学習到達度調査)の2015年度の結果が公表されました。簡単にいえば、一時ゆとり教育のためダウンした日本の子どもの学力は復調傾向にあるということ。「科学的応用力」で2位、「数学的応用力」で5位と、前回よりも順位を上げま... -
秋田光彦会長の教育コラム幼児期にこそ生活教育を。小学校の問題行動に思うこと。
10月末に文科省から、「小中高の問題行動調査」の統計が発表されました。残念なことですが、いじめ、不登校、暴力行為など、すべて増加傾向にあり、とくに小学生では過去最高を記録しています。小学校のいじめでは昨年比3万件近く増えて15万件、(90日間休... -
秋田光彦会長の教育コラムことばがけのレッスン。まず大人のことばの感性を磨くことから。
ある食育の勉強会で、講師の先生の「幼児の味覚は,親のことばがけで作られる」というお話に強い印象を受けました。子どもの味覚と言葉は最初から一致しているわけではない。甘い、苦い、酸いなどは、一緒に食事をする大人が「甘いねぇ、おしいね」と共感... -
秋田光彦会長の教育コラム羊水の海へ。初夏のプールあそび。
先週末、3階屋上プールの大掃除を先生たちと行いました。側面のカーテンが開いた時の見晴らしは、青空と緑とお寺が(さらに奥にはハルカスが)奏でる「絶景」です。いよいよ今週はここで、こどもたちの歓声と水しぶきが上がります。ところで、なぜ子ども... -
秋田光彦会長の教育コラム最初に、音楽があった。信頼を築く交流の原点とは。
まずは熊本地震で被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈りいたします。入園・進級して3週間が経ちました。初めての園生活、クラスの仲間との関係づくりにおいては、いかに信頼のコミュニケーションを交... -
秋田光彦会長の教育コラム震災5年目。人間の基礎基本とは何かを考える。
今日、東北の大震災から5年めを迎えました。被災地ではいまなお、不自由な生活を余儀なくされている人も多く、その傷跡は深く人々の心に残ったままです。 5年を経て、「教育」とは何だろう、と改めて問わないではいられません。自然の脅威を前に、人... -
秋田光彦会長の教育コラム身体から学ぶ。総合幼児教育の極意とは。
先月の23日、東京で教育シンポジウムに参加してきました。教育財団である前川財団が主催、その趣旨に賛同して、本会も早稲田大学とともに後援に名を連ねました。 シンポジウムは「からだを育てる感覚を磨く」というタイトルのもので、京都大学名誉教授...