秋田光彦会長の教育コラム– category –
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教育論日本ラグビーの強さを支える「品位」とは。
■ラグビー憲章5つの価値ラグビーW杯が終わりました。日本チームの健闘ぶりに多くの国民が熱狂しました。ところで、ラグビースピリッツをあらわす5つの価値、「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」が「ラグビー憲章」に定められていることはご存知で... -
教育論小1にもiPad支給。ICT以上にたいせつなこと。
このたび全国の小中学校全てに「ひとり1台」のタブレット型端末を支給すると、政府の発表がありました。高速・大容量の通信インフラ整備も並行しますが、いよいよIT人材の育成を目指した国家戦略が始まるとメディアも持ち上げています。小学5年から中学校... -
教育論PISA「読解力」急落。早期の言語体験を。
過日、昨年に実施されたPISA(国際学習到達度調査)の結果が公表されました。おなじみになったOECD(経済国際協力機構)主催の世界統一学力テスト(世界79ヵ国、60万人の15歳が参加)、今年も日本は「数学」「科学」では健闘するも、「読解力」の下降は歯... -
教育論ICTの時代、 改めて幼児教育の役割を問う。
■児童ひとり1台のiPad8月初旬、第4回関西教育ICT展に参加してきました。ICT(情報科学技術)がこれからの教育にどのような影響を与えているのか、いや、すでに進行しているのか、所狭しと集合した教育とテクノロジーのリアルに驚嘆しました。紹介... -
教育論WHOのガイドライン。幼児期における非スクリーンベース活動。
WHO(世界保健機関)が4月に「5歳以下の子どもたちの身体活動と不活動および睡眠について」のガイドラインを発表しました。中でも注目されるのは「Screen Timeの慢性化が子どもの不活動を作り、健康障害を引き起こしている」という指摘です。「Screen Time... -
教育論新しい時代へ、 「つながり」を求めて。
■平成時代に「失ったもの」平成最後の新年を迎えました。今年は総幼研の創立35周年となります。さて、昨年末の毎日新聞で、この30年間を振り返り、平成時代に「得たもの」「失ったもの」について読者アンケートをしていました。いずれもトップは「家族」で... -
教育論人材ではなく、人間教育。
■教養ある人間を育てる昨年10月、世界銀行が「人的資本指標(HCI)」を発表しました。人材育成に向けた投資が適切でないと、国民の生涯所得の半分以上を失うことになるそうで、「労働生産性」の向上のための教育強化の提言がありました。ここでも、国際... -
園訪問記子どもの自主性をどうはぐくむのか
ドイツの幼児教育を見て考えたこと■森の幼稚園の驚きお盆が終わってからしばらくドイツのベルリンを訪問し、いくつかの幼稚園を視察してきました。レッジョ方式の幼稚園、幼保一体型の新しい形態であるKITA、そして念願だった森の幼稚園にも伺いました... -
教育論子どもの身体機能を育むために。みんなで動くたのしさ。
当たり前のことですが、 身体機能は、使わないと劣化します。最近の話題に上がる子どものからだの異変、自律神経失調症や異常体温、浮き指や扁平足など、さまざまな問題は、要するに、子どもの時に使うべきからだを十分つかっていないから。汗をかかないか... -
教育論幼児教育はあそび。ゲーミフィケーションについて。
eスポーツがオリンピック種目候補に挙がるほど、ゲームの進化はこれまでの概念を打ち崩しつつあるようです。すでに教育や介護、ビジネスや金融にまでゲームの実験的な導入がはじまっているという新聞記事を興味深く読みました(6月21日・日経新聞)。たと...