教育論– category –
-
教育論オンデマンドシステム開始。学びの共有と実感。
■変化した観戦スタイル東京オリンピックがはじまりました。開催までには賛否あったものの、57年前の大会を知っている世代としては感慨深いものがあります。アスリートの記録はもちろん、種目や会場もどんどん新しくなっていきますが、オリンピック放送の観... -
教育論紙は滅びない。「身体で読む」経験。
■デジタル教科書の登場子どもは人生の最初期において、手のはたらきを総動員して文字に出会っていきます。指で紙の上をなぞり、文字を指す。絵本であれば本を手に持って(支えて)、ページをめくっていく。私は今でも読書の際は、重要な箇所にマーカーを引... -
教育論日本の教育の「実力」を、データから読み解く。
■自信がないから一層がんばる最近読んだ「日本の教育はダメじゃない」(ちくま新書)は、多くの日本人が思い込む「日本の教育はダメだ」観を豊富な国際比較データで問いただして痛快でした。曰く勉強に興味がない、知識がない、学力格差は大きい、いじめ・... -
教育論Webミーティングによる研修。 自律学習の新たなはじまり。
■パーソナル・スペース人と人の距離(ディスタンス)ということについて、色々議論された1年でした。握手したり肩を組んだり、語り合ったり、そういう親密な人間行為が規制あるいは警戒されて、距離とつながりについて考えさせられた1年でもありました。... -
教育論集合経験と身体知。
■支援か、管理か3月から配信される総幼研フォーラムの代替配信動画にて、森口佑介先生と対談の時間を持ちました。京都大学にて発達心理学を専門にされており、子どもの自己制御力を担う実行機能という脳の研究で著名な研究者です。動画の前半では、実行機... -
教育論「共助の心」をはぐくむ 園教育の可能性。
■ソーシャルキャピタル毎年冬から春にかけて、大きな災禍の記憶が蘇ります。1月には阪神淡路、3月には東日本と、誰もが忘れることのできない大震災の経験です。被害のあるなしにかかわりなく、「心の被災」は多くの日本人に悲しみや痛みを及ぼしました。... -
教育論コロナの時代にあって、なぜ総幼研教育なのか。
■パワースピーチ危機の時代であるほど、トップの語ることばは貴重です。ただ、ひとことが万民の胸を打ち、歴史を動かすことがあります。リーダーのスピーチによって、人々の考えと行動が大きく変化するのです。今回のコロナ禍においてもそうでした。3月18... -
教育論オンライン学習と「学びの現場」。主体性によって広がる学びを考える。
■オンライン学習の可能性と限界未曾有のコロナ禍の下、休業を強いられた学校園において一躍注目を集めたのはオンライン学習でした。実施率はまだ高くはないものの、この度の危機をチャンスにして、これから一気に拡張していきそうな勢いです。幼児教育でも... -
教育論新型コロナに際し思うこと。園教育の使命と、これから。
■規則正しい時間コロナ禍が急速に拡大するイタリアでも全ての学校は休校となっていますが、ミラノのある高校の校長先生が生徒に送ったメッセージが評判になっています(共同通信3月7日)。一部を抜粋しましょう。「学校は、規則正しく時間を過ごす習慣を... -
教育論瞑想と実行機能。「小さながまん」から活動を見直す。
■目標達成のため自制する世界が注目する歴史家ユアル・ノア・ハラリの新著は「瞑想の勧め」で締めくくられています。人類の危機に警鐘を鳴らす超一流の知性が、自己内面の徹底的な観察を説くのは意外でもありましたが、不思議な親近感も覚えました。総幼研...