去る6月29・30の両日、第31回園長研修会が開催され、全国から63園77名の先生方が参加しました。
1日目の場所はシェラトン都ホテル大阪。
記念講演には、大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター准教授の豊沢純子先生をお招きし、予測不能な大災害に「その時」園長が意思決定すべきは何か、危機管理に関わる基礎知識はもちろんのこと、最新の研究事例を用いてお話しいただきました。また、講演にご参加された園長先生の中から、実際に災害を体験し、園が苦労したことや予想外の事態になったことを発表していただく、体験共有の場面もありました。いつ起きるかわからない事態に備え、事前に対策することの大切さを学び、園の危機管理体制について今一度、見つめなおす機会になったのではないでしょうか。
その後の追悼プログラム「会長の願いとこれからの総幼研」では、北関東支部長・茅根修善先生、関東支部長・濱田実先生、近畿支部長・吹田幸子先生、九州支部長・安永浩孝先生にご登壇いただき、昨年9月にご逝去されました総幼研創設者である秋田光茂会長と語り合った「これからの総幼研についての想いや、子どもたちへの想い」を振り返っていただきました。
夜の懇親会では全国の園長先生方の活気ある交流、また、2日目の公開保育が開催されるパドマ幼稚園の園紹介などが行われました。
2日目の場所は1年かけて園舎リニューアルされたパドマ幼稚園。園長研修会としては3年ぶりの公開保育の実施でした。雨が心配でしたが、皆さまの想いが通じ、子どもたちの元気いっぱいのこえが運動場に響きました。公開保育の後は、歓迎音楽会。
お昼には、たくさんの先生方が、故・秋田光茂会長のお墓参りを行いました。
午後からは、パドマ幼稚園園長の秋田光彦先生、統括主管の佐々木千恵先生、教務マネージャーの永原由佳先生と、神戸学院大学客員教授の中山正人先生を交えて「2015・パドマ幼稚園の『現在』から『未来』へ」について教育セッションを行っていただきました。新年度から再編された保育体制とその運用について、真剣に聞き入るご参加の先生方の姿が印象的でした。
さいごに副会長・井上和子先生のご挨拶をもって、29日30日の第31回園長研修会が終了。
次回は、夏期総合セミナーが近づいております。様々な学びプログラムをご用意いたしました。詳細に関しましては、ぜひ、ホームページの研修ご案内をご覧ください。
ありがとうございました。