令和3年度体育実技研修会は、実技研修会①②③と同様にZoomシステムを使用したリアルタイムでの開催となりました。
例年のように実際に身体を動かして運動を経験したり補助をしたりといった進行ができない中で、どのようにすれば園の先生方の実践につながる研修ができるか、内容の検討がくり返し行われました。
オンラインの特徴を活かした講義(動画を見ながら解説を行う。フリップで活動のポイントを明示するなど)は、「普段の集合研修とは違うわかりやすさがあった」との感想を多くいただきました。
また、普段の集合研修への参加がむずかしい先生方にも、受講いただくことができました。
今回の記事では、体育実技研修会の概要をご報告いたします。
■体育実技研修会(オンライン開催)
日程:
1回目 令和3年5月22日
2回目 令和3年6月 5日
3回目 令和3年7月 3日
4回目 令和3年7月17日
講師:
伊藤梨香(総幼研体育講師)
日昔尚雄(パドマ幼稚園体育講師)
研修の概要:
・講義
…体育日課について、ねらいと留意点
・補助実践解説①「マット」
・補助実践解説②「鉄棒」
・補助実践解説③「跳び箱」
・体育活動への取り組み
…なわとび、平均台、ボール運動
・まとめ
実践の動画や事前に提出された質問をもとに各運動の段階を中心とした講義が行われ、子どもの育ちにあわせた組み立て方や補助の方法がわかりやすく丁寧に紐解かれました。また、技術面の補助だけでなく精神面の補助についても具体的にお話しくださり、参加の先生方には実際の保育をイメージしながら受講いただきました。
「大切なのはできる、できないではない」「先生と子どもは『たして10』」など、総幼研教育のキーワードを再確認する機会となりました。